ときめきメモリアルGirl’sSide

  (コナミ)


あのときメモが乙女ゲームになったΣ(゜ロ゜;)

ギャルゲーなどプレイしない私でも、ときめきメモリアル、通称ときメモの名前くらいは知っています。
そのときメモが乙女ゲー仕様に!?ちょっと興味を抱きました。

が・・・攻略本を立ち読みしてキャラグラフィックを見た第一印象は「・・・イマイチ」
どうにも絵柄が好みじゃありませんでした・・・。

                                     {キャラ感想ページへ}


そんなこんなでしばらくたち、ふと立ち寄ったゲームショップで、ときメモGirlsSide発見。
「うーん・・・絵柄はあんまり・・好みじゃない感じがするけど・・・やってみるか」

ときメモがギャルゲーの人気シリーズであるということは、内容が面白いのかもしれない。
ちょうど攻略本が近くの本屋に売っているのも知っていたため、一緒に購入していざプレイ!


・・・面白かったです(*´▽`*)

プレイしている間に絵はだいぶ気にならなくなったし(学園生活のグラがイマイチだけど;)
お気に入りのキャラもできて、気が付けば何回もクリアしちゃってました♪プレイしてよかった。


攻略キャラは
葉月珪(声:緑川光)・・無口でクール。モデルをやっているため人気が高いが、いつも人を避けている。
守村桜弥(声:石田彰)・・小柄な秀才メガネキャラ。優しい。園芸部所属。運動は苦手。
三原色(声:三木眞一郎)・・芸術家でナルシスト。美術部所属。とりあえず変な人。
姫条まどか(声:置鮎龍太郎)・・関西弁の軟派系。名前にコンプレックスあり。最初は軽く、マジになると男っぽくなるタイプ。
鈴鹿和馬(声:檜山修之)・・女の子にはあまり興味がないバスケ一筋熱血少年。ぶっきらぼう。
日比谷渉(声:山口勝平)・・主人公の一つ年下。(二年になると入学してくる)明るく元気な体育会系。野球部所属。葉月君に憧れている。
氷室零一(声:子安武人)・・主人公の担任。クールで厳しい。涼やかメガネ。吹奏楽部顧問。
天之橋一鶴(声:小杉十郎太)・・謎なおじさま。優雅さをたたえている。穏やかメガネ。

おまけキャラとして
蒼樹千晴(声:森久保祥太郎)・・メールのやりとりで親しくなる。日本人だけど外国育ちで日本語が不自由。

あとは女友達とも友情エンドあり。
有沢志穂(声:ゆかな)・・秀才メガネの厳しいお姉さまタイプ。しかし実はロマンチスト。
須藤瑞希(声:大谷育江)・・大財閥のお嬢様。わがままで高飛車だがわりとかわいい。
藤井奈津美(声:川上とも子)・・流行に敏感で明るく元気な女の子。
紺野珠美(声:南央美)・・おとなしく控えめで家庭的な女の子。

フルボイスです。絵が微妙・・ってのも、声の素晴らしさがカバーしてくれます(≧∇≦)/


そして画期的なシステムとして、『EVS』というものがあります。

これは、プレイヤーの入力した名前の部分は音声なしが普通だった今までのゲームの概念を覆すシステムで、
設定することで音声付で呼んでもらえる!!というもの。
名字・名前・あだ名(友好度が上がると呼ばれるようになる)を設定します。

・・・まあ私は、音声なしで名前呼ばれるのに慣れてるし、
むしろ気持ちごとに呼ばれ方も違ってくるものを一つの音声で呼ばれるのに抵抗があったため、作成したことがありません。
メモリーカードの容量もすごい食うし(;´∇`)

でも自分の名前を好きな声で呼んでもらえるという点においては、やっぱりすごいと思います。


プレイヤーの目的は基本的に、
『高校生活の三年間で、自分のパラメーター上げをしつつ、男の子をデートに誘って、卒業式の日に男の子から告白されること』です。

三年間どのようにすごしても、必ずエンディングに到達できるマルチエンディング形式ですが、
狙ったエンディングにいくためにはいろいろとやらなくてはならないことがあります。


男の子を落とす場合は、『彼好みの能力値にならなければならない』
女の子との友情エンドのためには『男の子はオトさず、とにかく女の子と遊び続けること』というのが基本的条件。

私はどうしても天之橋さんに興味がわかず、オトす気になれなかったため彼はオトしてませんが、
他は一応興味があまりないキャラでも一度はオトしました(;´∇`)


ゲームの進め方はいたって簡単。一週間ごとの予定を組むだけです。
「休養」「勉強」「絵をかく」「雑誌を読む」「運動」「おしゃれ」「女の子(出現している子)と遊ぶ」「部活をやる」というアイコンが表示されているので、その中からやりたいことを選ぶと、一週間過ぎていきます。
それぞれのアイコンごとに、上がるパラメータと下がるパラメータが設定されており、選ぶことで上下します。


部活は、入部していた場合部活ごとに上下のパラメータが変動し、帰宅部の場合このアイコンから入部することができます。
退部もできますが、入部と退部は日曜日だけしかできません。

それとは違って、バイトもできます。
パラメータがバイトごとに設定されていて、そのバイトができるようになるためのパラがたまると求人広告が来ます。
日曜日に電話をかけるとバイトに雇ってもらえるようになり、次の週から自動的に週二日バイトの日となります。
バイトの日は、バイトごとのパラメータが変動。


どの行動も必ずパラメータが上下するので、あげたいパラの項目を選ぶのが重要です。
なにしろ必要パラメータが基準値に達していないと、どの男の子も告白してくれない(>_<。)


例:葉月→学力・芸術・流行・運動が150以上。気配り・魅力が100以上。好感度「好き」以上。
勉強が学力、絵をかくが芸術、雑誌を読むが流行、運動するが運動、おしゃれが魅力を上げるコマンドとなっています。
気配りパラメータは、部活やバイトをした時に上がっていくもの。


葉月くんが一番難易度が高いです。
部活に入ってると、たくさんやらないと試合で負けたり文化祭で失敗したりするため、かなり選択しないといけなくなりますが
そうなるとどうしてもパラメータが偏ってしまいます・・・。
パラによる好感度の変化は月ごとに発生するため、「やっと『好き』にあげられた!」と思っても、
次の月で「『友好』に落ちた・・・」とかあります。シビアだ・・・。

なので葉月くん狙いで運動部に所属してると、ゴンゴン学力が下がっていくので青ざめる事態になったり。
唯一、『気配り』が50でバイトできる『喫茶店』だけはすべてのパラが上昇するというありがたいものなので、葉月くん狙いの時はここでバイトが割と基本かもしれません。
普通にやってると、全部150以上とか相当厳しいです。


で、このゲームの面白くもふざけんなシステムとして『爆弾』というのがあります(; ̄∇ ̄ )
これは、『傷心度』が一定を超えると心に爆弾を抱え、点灯してしばらくすると爆発する!!というシステム。

女の子キャラと先生と天之橋さんは傷心度がない設定なんですが、他の攻略キャラには『傷心度』と呼ばれる内部パラメータが設定されています。
主人公が他のキャラと仲良くしていたり、自分のことをほっとかれ続けたりするとどんどんあがっていくという傷心度・・・。
別に主人公に惚れてるからではありません。
この傷心度は、キャラ登場時からどんどんたまっていく数値で、キャラに嫌われていようとも上がり続けていくからです。


なんでなんだよ!!と思いますが、そういうシステムです。
ときメモはもともとそういうシステムなんでしょう、たぶん。

彼らの心の中で、主人公というのは出会った時から脳裏に焼き付き、たとえ態度では記憶にないとか嫌ってるとかだとしても、
心の底では意識せずにはいられない・・・かまってくれ、頼む!!と叫び続けてでもいるに違いありません。

そう考えれば、自己紹介しかしてない主人公に突然デートに誘われて、オーケーすることも不思議じゃなくなります。


そんなわけで、傷心度が上がって爆弾に点灯すると、いずれ爆発してなんと登場キャラ全員の好感度がダウンしてしまうのです!!Σ(゜Д゜|||)
これは先生とか天之橋さんや女の子も巻き込まれる事態。

これを防ぐには、適度に傷心度を下げてやる必要があります。
一番効果が高いのは、デートの誘いの電話をかけること。これだけで一気に傷心度が下がるため、爆弾も消滅。
デートはしなくてもいいので、断られる場所(彼の嫌いな場所)に誘って傷心度だけ下げるのが簡単。


攻略キャラは登場と同時に傷心度が発生する仕組みなので、『登場させない』という選択肢もあります。
必ず知り合う葉月君&渉くん(と氷室先生。でも先生には傷心度はないので問題ない)は仕方ないとして、
他のキャラはパラメータが一定以上になることで知り合うイベントが発生します。

桜弥くんは学力、三原君は芸術、鈴鹿君は運動、姫条君は流行が一定以上になると登場しますが、
コマンドを選択した時が平日でなければ登場しません。

休日や夏休みなどにパラ上げをして登場しないようにしたり、バイトや部活のパラあげで調整することも可能。

といっても、休日にパラ上げばかりはやってられませんが・・・。


なにしろ、休日はいろいろ忙しい。
休日は、通常の日曜日と、祝日があります。
『平日と同じコマンド選択』『ショッピング』『尽(弟)コマンド』『デートの電話をかける』『デートをする』が選べます。
日曜日だけは、部活やバイトの申し込み(バイトは電話)・退部もできます。


しかし一日で一個の項目しか選べない平日の仕様(六日で六回のパラ変動)をそのまま休日にも当てはめているため、
デートの電話をかけるだけで一日が過ぎ去るのです(つД`)んなばかな。

平日と同じコマンドを選択すれば確かにパラ変動があるけど、他の項目ではパラ変動がないわけだから
(電話かけるとかもパラ変動はない)電話の後ショッピングに行くとかできてもいいと思う・・・。


『尽コマンド』は主人公の弟に情報を尋ねるコマンドで、このゲームではとても重要です。
尽は小学生でありながら超情報通で、登場キャラクターのプロフィールを熟知しておりタダで教えてくれます。
ここで電話番号を聞かないと、デートに誘えません。

つまりデートしよう♪と思ったら、尽コマンド→電話→デートと三週かかります。最初だけで、次からは二週ですむけど。

そして爆弾が点灯してるかどうかを調べるのはこの尽コマンドなので、時々のぞいてロード、が基本。


攻略キャラには好みの洋服があり、それを着ていくと好感度が+になるので、ショッピングをして買うことができます。
バイトしてると高いものも買いやすくなりますが、好みの服じゃないとむしろ好感度が下がるのが問題。
あと同じ服を二回連続で着てもダメなので、何着か買わないとご希望に添えられません。

水着や浴衣や晴れ着など期間限定のアイテムもあったり、夏は涼しく、冬はあったかい恰好をしないとダメなどなかなか細かい。
でも好みの服だとみんなほめてくれるので、やっぱりそろえたくなりますね(*´▽`*)


運動部や吹奏楽部に所属していると、第三日曜日は全体練習で必ず部活に参加しないといけません。
これにキャラとのデートを考えると、一か月に大体一度しかデートできない計算に・・・!
まあ、祝日もあるので実際はもうちょっと多くできますけど。


さて、やっぱりメインはデート.:*・。ヽ(´▽`)/。.:*・°

電話してオーケーをもらえば、デートできます。こっちがすっぽかすことは可能ですが、すっぽかされることはありません。

デート場所についての会話が始まり、彼の喜ぶ選択肢を選べば大成功!好感度アップ♪
逆に気に入らない選択肢を選ぶと好感度ダウンです・・・。

デートと言うよりなんかの試験でも受けてるみたいですね。

またお気に入りの場所だからと言って、連続で同じ場所に行くのも好きではないので、そこも注意しないといけません。


デート場所も多いし、期間限定で行ける場所、三年の間に行ける場所が増えたりと、デートゲームとしてなかなかよく考えられています。
加えて、デート場所の会話も三回変化。三回同じ場所でデートする(累計)と、四回目は二回目の会話になる仕様です。


そしてもっと嬉しいのが、好感度が『好き』で三回目の同じ場所でのデートのとき・・・
とある選択肢を選ぶと、彼の反応が変化する!(特別会話)ということ。

例:葉月くんと水族館。三回目のデート。
葉月「クラゲがいるな・・・」(三択からどれかを選択)→葉月君みたい・・・
葉月「・・・俺、フワフワか?」(失敗会話)
通常だと失敗する選択肢ですが・・・。

葉月くんの好感度が『好き』になっていると。
→葉月くんみたい・・・
葉月「・・・おまえもだ」主人公「どういう意味?」葉月「おまえと同じ意味・・・」
主人公「ホント!!・・・うれしい、葉月くんがそんな風に思っててくれてたなんてV」
葉月「・・・ちょっと待て。クラゲだろ?」主人公「クラゲだよ?」
葉月「・・・そういう意味になるか?」主人公「なるんでしょ?葉月くんも」
葉月「ああ。あ、いや・・・好きにしろ」とこうなります(*´▽`*)

会話も長くなるし、必ず大成功になるおまけつき。いろんな場所の三回目のセリフを聞きたくなります♪


キャラにはそれぞれ、好きな場所と嫌いな場所があり、仲が良くなると、嫌いな場所でもオーケーしてくれる確率があがります。
といっても嫌いな場所だと、そこでの選択肢が一番いいものでも△(まあまあ)だったりするんですけど。
しかし嫌がる彼を無理やり連れだすのもまた一興・・・。三回目になれば特別会話が聞けるし。


デートをして、彼の着目パラメータをあげていけば、いずれオチます( ̄+ー ̄)
好感度が『好き』になると、彼の方からデートのお誘いも発生して、ますますラブラブ感を感じられるように。
好感度によって、いくつかのスチルイベントも発生。
また、文化祭や体育祭などの反応も、好感度によって変化します。

そして好感度が『好き』になると、みんなあだ名で呼んでくれるようになります。
特別感は増しますが、最初はいきなり何の脈絡もなく名前呼びされるのに驚きました(;´∇`)

昨日まで苗字、翌日いきなり名前呼び捨てってのは・・・。


このゲームにはミニゲームもいくつかあります。
「体育祭」の「百メートル走」「パンくい競争」「借り物競争」
「修学旅行」の「まくら投げ」
「バレンタイン」の「チョコレートづくり」

どのミニゲームも『やらなくてもいい』というのが、私のようなミニゲーム苦手なプレイヤーに優しい(*´ω`*)

といってももちろんやるメリットはあります。
体育祭でいい成績になれば、一番友好が高いキャラが出てきて褒めてもらえます。好感度もアップ。

まくら投げはパラ変化や好感度変化などが何もないばかりか、目当ての男の子と同じチームになれるかもランダムなので、「笑える必殺技でまくら投げするのを楽しむ」というもの。

バレンタインチョコはもちろん目当ての男の子がとても喜んでくれて好感度もばっちりアップです。


バレンタインのチョコづくりゲームは、わりと好きです(#´∀`#)
指示された通りにスティックを右左にくるっとまわすだけなので、連打とかに比べてとても楽。
うっかり間違えることもあるけど何回かは失敗できるし。

それなりに運動能力があるときは借り物競争もやります。
アイテム探しに手間どるとダメですが、一発で正解をあてると1位になれたりもするので。


基本的にはデートゲームなのですが、たとえば野球部のマネージャーを三年間続けると
三年目に発生した甲子園で、主人公の応援に目当ての男の子がきてくれたり。
文化部の発表にももちろん彼らが来てくれるので「次はどの部活に入ろうかな♪」という楽しみもあります。

また、休日にいろんなところを散歩するとキャラ達と遭遇できることもあります。
ひとりの時もあれば、他のキャラと一緒の事もあり、掛け合いなどを眺められるなかなか楽しいプチイベント。
買い物に出かけるときは、遭遇イベント起こらないかな〜といつもちょっと期待してしまいます。


色々丁寧に作られているため、「3年もあるんだからここはもうちょっとこうだったらいいのに」というところはあっても、
全クリするぐらいは飽きないでプレイできそうな感じがします。
さすがに何回もクリアしていると飽きてきますが・・・やっぱりまた、声が聞きたくなってプレイしてしまう。

私にとってはかなりの高得点乙女ゲームです♪

ちなみに私の好きなキャラは葉月くん&桜弥くん(守村)&氷室先生で、次点が鈴鹿君&渉くん(日比谷)です。
千晴くん(蒼樹)もよかったし
ほとんどのキャラがかなり気に入ってますね(*´▽`*)


{キャラ別感想}ネタバレ
葉月 守村 三原 姫条 鈴鹿 日比谷 氷室 蒼樹&女の子up



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