仲謀


三国志の中心人物の一人。
説明書には俺様と書いてあったため、あまり興味がないなと思ってましたが、
共通ルートの間に、花は玄徳軍の使者として仲謀軍に行くことになります。

そこで出会った仲謀は、「あれっなんか反応かわいい」という印象。

俺様というより「お子様」で、生意気な口をきくとすぐ怒りますが、素直にお礼を言えばあっさり許してくれたり、
感情表現が豊かで見ているととても面白い。

花はどうしても同年代の彼に対して、「様」をつけられないらしく、最初から「仲謀さん」と呼んでは「様」と呼べと言われ、 言い直すの繰り返しで、挙句の果てには「仲謀」+タメ語になります(^−^;)


というのも、途中で本の白紙がなくなり、帰れるかもしれないというときがきますが、
花はそれをちゅうちょし、もうちょっとこの世界にいたいと思うため、
過去に飛ばされるというのがどのシナリオでもパターンとなっています。

過去に飛んでる間に攻略キャラときずなが深まるというオイシイ展開です。

仲謀ルートでも、「玄徳さんたちが荊州から追い出されないようにしたい」という願いがある花は、
このままいったら仲謀軍に荊州を奪われかねないため、それをなんとかしてからにしたいと帰るのをやめます。

その際仲謀が一緒にいたため一緒に過去に飛んだのですが
森の中で「ここはどこ?いつ?」状態の彼らが出会った親子に事情を尋ねる際に、
男女が二人で森の中という異質な状態をおかしく思われないために花がついた嘘が「姉弟」というもの。

弟であるなら敬語はおかしいので、呼び捨て+タメ語で接しちゃいます。

当然仲謀はそれに対し最初は怒っていますが、
過去へ飛んでる間に花に惚れるため、過去から戻ってもその話し方でいいと認めてくれるように。


しかし仲謀は割と最初のころから、花のことを「自分にいちいち逆らってムカツク女」と思いながら、気になっているような感じでした。

宴の夜、酒を飲めない武将に無理強いしている仲謀を、花が酒ぶっかけて止めたとき(故意ではない)
水を頭からかけろと花に命じます。

どうやら仲謀は無理強いしたことを反省しているらしく、無言で機嫌悪そうにしていました。

花にそれを見破られ否定したりしつつも、無言のままで、花にもそこにいろと。

むかつきながらも気になってるから、なんとなくそばに置いておきたい、という感じですね(*´▽`*)


仲謀と花の会話は、仲謀の反応が楽しくて、花のツッコミも面白くて、過去に行った時のイベントもとてもよかったです。

過去へは攻略キャラと一緒にワープしてしまうため、まずは本の力で来てしまったのかもしれないと告げることになりますが、
仲謀が「なんでもいいから早く帰れる方法を見つけろ」というのに対し、
「不安、だよね、ごめん・・・でも絶対帰れるから」という花。

「なんでお前はそんなに落ち着いてんだよ」といわれると、
「え・・・(そういえばどうしてだろう・・・)」
「(初めてこの世界に来た時、一人で山の中を歩いてた時は不安でしょうがなかったけど)」
「自分よりも焦ってる人がいると落ち着くのかな・・・」
仲謀「喧嘩売ってんのか」(笑)

花ちゃんナイス(* ̄▼ ̄*)


そのあとは花が怪我して、雨が降り出したので、仲謀がおぶってくれるイベント。
花がしがみつくと、「くっつくな!」といわれてしまいます。

雨宿りできそうな岩場を見つけて、寒さからくしゃみをする花を気遣って、上着を貸してくれる仲謀。
しかし寒いため、花に「こっち来いよ」と。

慌てる花ですが、背中をくっつけるだけだったので一安心。

というか逆に仲謀が照れて離れていく始末。
仲謀ってかわいい。


仲謀は花に惚れているので、他の男と何かあったり、気にかけたりするとすぐ怒ります。
まだこの時は自覚なしですが、そういうイベントがしっかりありました。

花が、役人に切られそうな親子を見過ごせずかばったことで、牢屋につかまってしまいます。
仲謀は親子を逃がしてほしいという花の願いをきいたため(そうでなければ私は帰らないと花に言われたため仕方なく)
花が捕まったのをその場で助けられず。

牢屋の中で花は、一緒につかまってた人たちが黄巾党を支持する人たちであることを知り、
その反乱を成功させた未来が、花たちが戻らなくてはならない場所なので、反乱を成功させる策を彼らに話します。

そして彼らともども牢屋から出るために、看守に話をして、花だけとりあえず出してもらったときに
ぶつかったふりをしてポケットのカギを盗みました。

そこを助けに来た仲謀が見て、いらっと焼きもちを焼く・・・というイベント。


仲謀は花が色仕掛けで看守に脱出を迫ったとでも思ったらしく、本気で怒っている様子。
花は花で、「(仲謀って私のことなんだと思ってるんだろう。痴漢じゃないんだから・・・)」(笑)

反乱軍なんて助けないと、聞く耳を持たない仲謀に、仲謀を帰すためにできることをしたいと説得して、やっと反乱軍を助けることができました。


そして、反乱軍がおとした都、洛陽まで到着。
荒れ果てた都で、花は、仲謀軍の目的を聞きます。

最初仲謀は、「漢室を守るために孟徳を倒す」と言いました。

「中原制覇は孫家の悲願だ、親父も兄貴もそのために戦って死んだ」

中原制覇とは、国を一つにまとめること。

そんな仲謀に、花は「(そうなったら、孟徳さんとも玄徳さんとも戦うことになるのかな。仲謀と戦うのは、嫌だな・・・)」

そして、「仲謀自身はなんのために戦うの?」と尋ねました。

一瞬驚いた顔をした仲謀でしたが、
「俺は・・・それをこれから考えていくつもりだ。親父や兄貴が何をしたかじゃなく、俺が今何をするか。
預けられた揚州を守っていくためにどうするべきなのか。
俺には、孫家についてきた全員と揚州の民に対して責任がある」

大人っぽく見える仲謀をどこかまぶしく見つめた花は、ふと気づき、それをそのまま口にしてしまいました。

「(仲謀の目って少し青っていうか緑がかってるんだ)」
「・・・目、きれいだね」

仲謀「はあ!?」
花「よく見ると、ちょっと色が違う」
仲謀「−−・・」
花「光に当たってないとわかんないね」
仲謀「・・・」

思わず見つめあってる感じになってしまったことに気づいた花は、慌てて「ごめん」と遠ざかりましたが、
仲謀は黙っているだけ。

いつもなら「じっと見るな」とか言いそうなので、花は「あれ?」と不思議に思います。

うん、すでにオチてますね!


そしてそのあと、反乱がおこり、花が犠牲がないようにと願って本に書かれた策でしたが、
実際は町にも火が放たれ、花は愕然とします。

ショックを受ける花を、仲謀は励ましてくれます。

宮殿から赤ちゃんを救い出し、侍女らしき人に感謝されました。
おお、この赤ちゃんは献帝で、悪いやつに助けられて利用される未来が待っている子。

いつもだったら悪いやつに奪われる流れですが、今回は侍女に渡せるんですね。
でも結局そのあと悪いやつにつかまるんでしょうけども。


町が焼け落ちるのを見送る花と仲謀。
花は仲謀が励ましてくれたことで少しだけ元気を取り戻し、
本を開きます。

離れないように服の裾をつかんだところ、
「・・それなら」と手を握られました。

「ちゃんとつないでおいたほうがいいだろ。中途半端なことで、離れたら戻れなくて困るしな」
花「(ちゅ、仲謀と手つないでる・・・。いや、でも離れないようにっていうだけで、ほかに意味はないよね。
ないんだけど、なんかちょっと恥ずかしい・・・)」
仲謀「な、んだよ?べ、別にいいだろ、手くらい」
花「う、うん」

かわいい♪


もちろん無事に戻れました。
そして、大喬&小喬姉妹に見られた花は、言葉遣いをもとにもどしたのですが、「気持ちわるい。普通に話せ」といわれ、
結局タメ語で話すことにしたのでした。


仲謀は過去のイベントがとても長く、敵な上大将なので基本一緒にいないというハンデをここで一気に帳消しにした!って感じですね。
仲謀は割と最初のほうから花を気にしていたような雰囲気ではあったものの、その理由がわからなかったのが、
過去で一緒にいる間に自覚したんでしょう。

自覚した後は素直になるので、花はしっかり言われないと気づきませんが、こっちにはわかりやすいのでとても楽しかったです(≧∇≦)/


このあと仲謀軍は合肥を攻めることに。孟徳軍の玄関口らしく、向こうにとっても重要拠点。

仲謀は花にも同行を命じます。
花はわけがわからないのですが、もともと仲謀に玄徳軍の処遇について話す予定だったので、仲謀を追いかけ話をしました。

荊州を今まで通り玄徳に任せてほしいということについては、すぐには決められないといいつつも、
今までと違ってきちんと花の話を聞いてくれる仲謀。

花が玄徳軍に戻りたがったり、ここにいてもしょうがないから公瑾軍に同行したいというのを
「駄目だ」の一点張りで、非常にわかりやすく『自分のそばに置きたい』わけですが、
それを口にできないために花には意味が分からない。

その気持ちが言葉に出ているのでかわいいですね!


さらにそのあと合肥へ向かう船で、その服は目立つといって仲謀軍用の上着を渡す仲謀。

やり取りを見ていた子敬、「仲がよろしい」と微笑み、慌てた花が、「やっぱり前の服のが、私が玄徳軍だってわかるしいいんじゃないかな」といったところ、「あれ、玄徳からもらったのかよ」と顔をしかめる仲謀。

仲謀「玄徳のは着ても、俺様のは着てられないってのか?」
花が否定すると「だったら、それそのまま着てろ。一生脱ぐな」

焼きもち焼きまくりで楽しい。


合肥の戦いでも、仲謀が花をいかに信頼しているかがわかって大変よかったです。

流れとしては、仲謀が敵の挑発に乗せられかけたのを、花が落ち着かせて、後列に下がってもらって命を守るというもの。

かっとなってしまうと誰の話も聞かない仲謀は、花が「戦うな」といったところで聞かないようですが、
花が「もし自分だったらこうする」という策を聞いてほしいというと、ちゃんと聞いてくれます。

もしも危険な状況になったら下がるという約束もして、「仲謀のそばにいていい?」と聞くと「ああ」と、
ほかの武将から花は信頼されてないため反対されますが、それを無視して花を信頼してくれます。


結果本の策の通りになり、花との約束を守った仲謀は無事。

自分の責任でこうなったことをまっすぐみんなに詫びる姿に、驚く花。
いつも偉そうにしている仲謀しか見たことがなかったので。

そんな花に、子敬は、「だからみんな仲謀様についていこうと思うんじゃ」と。


いつかのように一人で反省している仲謀のそばにいくと、嫌がらない仲謀。

そして花が話した策について、なぜ敵の行動がわかったのかを聞いてきました。

ここで本が策を教えてくれて、未来がその通りになるということを打ち明けることになります。
ほとんどのキャラには過去に行ったときに教えてましたが。


過去にも行けるくらいだからそれくらいわかって当然かもしれないと驚きつつ信じる仲謀、ですが。
「お前を俺様のものにする。その本とお前をほかのところに渡すわけにはいかない」宣言。

花は驚いて、仲謀に説明します。
自分は玄徳軍に帰るけど、仲謀とは戦いたくないから戦わないから大丈夫だと。

しかし全く聞く耳持たない仲謀。

なんと次の日から、昼間花が過ごす天幕は仲謀の天幕にされてしまって、
仲謀の近くに置かれることに。

花は意味が分からない上に、仲謀は本を利用するために自分をそばに置こうとしているんだと思い込み、落ち込みます。
言わなければよかったのかな、と。

仲謀は、花をそばに置いておくための大義名分ができたので、それを利用しているだけなんですが、
花にそれを言えないため誤解されてます。

この、敵であるがゆえに素直に言えないっていうのは萌えますね(*´ω`*)

花は玄徳軍に帰ろうとするし、それをどうやって阻止したらいいんだ、っていう。

花は誤解しているので、仲謀のそばにいたくないといって、仲謀は傷ついて、「わかった、ならいい」と去っていきます。


そんなわけで気まずいまま京城に帰ってくることになりますが、
仲謀の妹、尚香によって二人の仲が一気に近づきます。

彼女は戦場に出たがっているのに弓がドヘタで、訓練中のミスで花にけがさせてしまい、
仲謀が花を介抱してくれました。

そのあと尚香から、父や兄を守りたかった無念を伝えられ、今仲謀を守るために戦場に出たいということを聞けます。

花は、戦わなくても役に立つことはできると、自分も戦ってはいないことを告げ、尚香も戦い以外で自分が何かできないかと考え始めることに。

そのときの会話で、「仲謀が花を大事に思っている」という話になり、花が否定していると
大喬、小喬がやってきて「仲謀が花ちゃんをどう思っているか知りたい?」という展開に。

知りたい、というか、わかってるといって、花ちゃんは逃げましたが、
そこで姉妹と仲間に引き入れられてしまった尚香によって、仲謀と花は事故キスをしてしまいました!


ショックを受けて逃げ出す花。

すぐ追っかけてきた仲謀は、泣いてる花を見てショックを受けますが、
花は花で、仲謀に利用されてるということがショックなのでそのことを口にしてしまいます。

「仲謀は・・・、ただ、本を利用したいだけだよね」
仲謀「なんだよそれ」
花「(仲謀は今どんな顔をしてるんだろう。図星さされたって思ってるかな。
はっきりした答えを聞いても、仲謀の表情を見なければ・・・。まだショックが少ないかな・・・)」

「仲謀が言ったんだよ。本が危険だからそばに置いておくって。
本は仲謀の役には立たないよ。私も本もそのうちなくなるしーーー」

仲謀「違う!」
花「−−っ」
仲謀「−−本のことは、確かに利用できると思った。
でもそれは、お前を自分のそばに置いておくための理由になるからだ。周りに何も言わせないためのーー」
花「だから、本をそばに置いておくためにーーー」

花を後ろから抱きしめる仲謀。
仲謀「俺は、お前が好きなんだよ!」

うん、やっと言った。花にははっきり言わないと全く通じませんからね!

「利用するからだとか、本が使えるからだとか勝手に決めつけるな。
俺がどんな思いしてたかも知らないくせに。
わけわかんないんだよ、お前。平気でくっついてきたりしてたと思えば、そばにいたくないとか言ってむかつくし」
花「仲、謀?」
仲謀「こっち向くな。顔みんな」

花「(す、好きって、仲謀が私を?本当に、本気で?)な、んで・・・?」
仲謀「知るか!しょうがないだろ。気になりだしたら、気になってしょうがないんだよ。」知るかって笑えるな。
花「・・・」
仲謀「・・・。・・・お前は?どうなんだよ」
花「そんな急に、そんなこと言われても、わかんないよ」
仲謀「好きか嫌いかくらいわかるだろ。一言で返事しろよ」
花「(好きか嫌いかって・・・)」

仲謀、好きだと言ったら、すぐにこっちの返事も要求する素早さΣ( ̄□ ̄;)

ここでうっかり「好きじゃないよ」と選ぶとバッドエンドになるので気をつけねば。

「嫌いじゃないよ」を選ぶと・・・。

仲謀「じゃあ、好きってことだろ」なんでだ。
花「わかんないけど・・・」
仲謀「はっきりしねえな。どっちなんだよ」お前もはっきりしなかったくせに。

花「わかんないよ。いつも文句ばっかり言うし、たまに優しかったりもするけど、偉そうだし。
強引だし、命令とか言って自分勝手なこと言ってくるし」ほぼ文句(笑)
仲謀「・・・言いたいことはそれだけかよ」

花「でもーー仲謀が私のこと利用したいだけかと思ったとき、すごく傷ついた。
(大喬さんたちに聞かれて、仲謀の本当の気持ちが知りたいと思ったのは、可能性を信じたかったからだ。
仲謀と仲良くなれたと思ったのは自分だけじゃないって・・・)」
「さっきぶつかったときも、なんか悲しかったのは、相手が仲謀だったからだと思う。
どうでもいい相手なら、びっくりするだけだと、思うし」

仲謀「・・・別の相手だったらとか、想像するなよ。むかつくから」かわいいな。
花「?」
仲謀「じゃ、あ、もう、好きってことにしとけよ」なんだそりゃ。
花「・・・・うん」花ちゃんそれでいいの。
仲謀「・・・・」
花「仲謀?」
仲謀「さっきのやり直しさせろ」おい。
っていきなりキスしたわ。拒否権なし。

とまあ、突っ込みどころ満載の告白でした(≧∇≦)/


仲謀と花の会話はいちいち楽しくて、テンポもよくて、すごく好きですね〜。
仲謀がひたすらひたすら焼きもちを焼きまくっててかわいいのなんのって。

仲謀の場合、ほかのキャラと違って告白がラストじゃないのも驚きました。

これからどうしたらいいの〜とかとまどう花ちゃんもかわいかったです。


しかし好きだとわかっても、花はこの世界の人じゃないので、そっちの悩みも顔を出します。
仲謀もちゃんとした人を選ばなくちゃいけないし、自分も帰らなくちゃいけないんだと。

しかしそのことを言い出せない花。

それと並行して、玄徳軍と仲謀軍、そして孟徳軍の戦いのことも花には悩みの種です。
花の望みは、戦いをなくしたいということ。

玄徳も仲謀も孟徳も知っている花は、誰も周りの人のことを考えられる立派な人だとわかっているので、
戦わないで荊州をわけあい、国を一緒に守って行ってほしいと願っているのです。

その考えは、常識外れだと呆れる仲謀ですが、今までと違って完全に拒絶せず、公瑾が帰ってきてから話をするといいます。


そのあとで、花に剣舞を教える仲謀。なんか公瑾たちが帰ってくるため宴を開く、その場で披露するそうで。

仲謀がかっこいいので見とれているうちに、仲謀への気持ちを改めて自覚して切なくなる花。

と、練習中に携帯のストラップを落としてしまい、二つあるので一つ仲謀にあげて、
かわりに仲謀から『呉』のマークのペンダントを渡されます。

それは兄からもらった、兄の誓いの証。
いつか呉を天下にとどろかすという意味で、兄が身に着けていたものだそう。

その時に、兄から、戦いの才は自分にはかなわないが、お前は人の和を大事にできるやつだから、それを大事にしろと言われたことを話してくれます。

「そんな大切なものもらえないよ」と花が言うと、
仲謀「なら預けておく。いずれ天下に孫家と故郷の名を刻む時までお前が持ってろ」
花「仲謀、でも・・・」
仲謀「軽い気持ちで、好きだとかそばにいろとか言ったわけじゃない。そばで孫家が築き上げるものを見届けろ」

かっこいいですね(*´▽`*)うだうだした割に、言ったあとは直球なんですねー。

花は言わなければならない言葉を言おうとしますが、宴で披露するという展開に
それどころじゃなくなり、練習一直線。


そして、宴の後ついに花は仲謀に帰ることを打ち明けます。

花が帰ることを知った仲謀、しかし花が迷っているのを知ると、
「迷ってるなら帰さないからな」といいます。

仲謀にとって花は、自分のやりたいことを教えてくれた大事な存在なんだといいます。

兄のようにふるまおうとして、うまくいかなかった自分に、兄が言った「仲謀にしかできないことをやれ」という言葉を思い出せたのだと。

花は仲謀の気持ちがうれしくて、帰るとも残るともいうことができません。


一方公瑾は、勝手に尚香と玄徳の婚約話をすすめ、花に厳しく言い放ちます。

「あなたは仲謀様の寵愛を受けているのに、誰を心配しているのですか」と。

花は玄徳軍のみんなのことも、仲謀のことも大事なので、この婚約話が罠かもしれないという噂が心配なのですが、
公瑾に「仲謀様を選べないなら、あなたは仲謀様にふさわしくない」といわれてしまいます。


しかしこの結婚話は、本当に公瑾の罠でした。
尚香の偽物を用意して、玄徳を殺そうとしていたのを知った花と本物の尚香は、その計画を壊すことにしました。

尚香が偽物のふりをして仲間と接触するかわりに、式には顔を隠した花が出席することに。

玄徳と仲謀以外にはばれることなく、式は無事に終わります。

しかしーー仲謀を深く傷つけてしまいました。
彼は花を心配し、この件は自分に任せるようにと言っていたのです。

また、公瑾からふさわしくないといわれた後に花は仲謀と会えなくされてしまったのですが、
仲謀のほうから会いに来てくれました。

しかしその時花は、仲謀だけを選べないからと、一緒に行けませんでした。

どんな時も自分を選ばない、とつぶやく彼に、花は尚香のふりをやめられないので、何も言うことはできません。


さらには式直後、仲謀に矢が放たれ、玄徳軍の刺客かと騒ぎが起こりました。

とりあえず玄徳軍の船に戻ることになったのですが、尚香は玄徳のほうの船に行くといいます。
そして花には、「兄上のところに」と言ってくれました。

しかしそこでも花は、仲謀を選びませんでした。

この一触即発ムードの中に、尚香を一人置いていくことはできなかったからです。


そして、尚香への不信感を花と玄徳が取り除き、再び城へ戻った後・・・・。
仲謀軍の船が来たと騒ぎになりました。
しかも仲謀本人がきたと!

しかしそれは、戦いのためではなく、祝いの品を持ってきたと・・・。


戦いを避けられた、と分かった瞬間、本の表紙が変わり、花は元の世界に戻れるようになったことを知ります。

しかしーーー。
仲謀に腕をつかまれ、まっすぐに見つめられて、
「花、これが揚州、孫家の総意だ。・・・俺の答えだ。
お前の言う、戦いで解決しない未来を見てみたいと思った。俺にだからこそできる未来を目指したいとーー
お前も選べよ。もう、残れとは言わない。お前が選べ。」


ーーその言葉を聞いた花は、自分の迷いがもう晴れていることに気づきます。
仲謀のそばで争いのないこの世界を見たいと思い、残ることを決めました!


仲謀「残るって、また玄徳のところにっていうつもりじゃねえだろうな・・・」
花「え?」
仲謀「お前の望みもかなえて揚州も守る。お前が心配する気も起こさないくらいに全部完璧に治めてやる。
幸せにしてやるから、俺のところに来い」

花「−−−やっぱり命令口調だ」
仲謀「うるせえな。もう残るって選んだんだからいいんだよ。大体何度迎えに来させるつもりだ。
もう待たないからな。辛抱強い俺様に感謝しろ」
花「うん」
「(きっとこの先、仲謀くらい私のことを想ってくれる人はいない。仲謀くらい好きになれる人だって絶対できない。
仲謀と同じ未来が見られるなら、もう迷うことなんてない)」

「最初は、口は悪いし、がらも悪いし、私のこと邪魔そうにするから苦手だと思ってたのにな・・・」
仲謀「あのなあ・・」
花「すぐ怒るし、何考えてるかよくわかんないけど不機嫌になるし、強引だし、突然よくわからない命令とかしてくるし」
仲謀「またそれかよ!」
花「でも・・・」

「(優しかった。守ってくれた。いつも私のこと大事にしてくれようとしてくれた。
何か間違ってもちゃんとそれを認められるところ、一人でちゃんと考えようとするところ・・・揚州のみんなを思う気持ちも、全部、私はーーー)」

おお、抱き着いた。そして抱きしめられている。二人とも笑顔で。いい感じのスチルVv
「仲謀のことがすごく好きだよ。ずっと一緒にいたい」
仲謀「−−ったく、さっさとそう言え!散々待たせやがって。もう離さねえからな」
花「うん」
「(仲謀がいるこの世界で戦いのない未来が見たい。仲謀がすることをそばで見ていたい。一緒に歩んでいきたい。
この世界にいる意味も、私にできることも、今わかった。私がこの世界にいる意味は仲謀のそばにある)」


いやーすっごく楽しかったですv(≧∇≦)v

エピローグも、「会いに来てくれてうれしかった」と花が言うと、「そういうかわいいこというな」と照れる仲謀。
花を喜ばせたいのに、花が自分を喜ばせてばかりいるとかなんとか言ったりして、ラブラブです。

最後はキスして幸せそうな二人。やっと一緒にいられるようになったんですね。よかったよかった♪


というわけで。とにかく素直で、気持ちが非常にわかりやすくて、表情もくるくる変わってかわいいキャラでした!

焼きもちもやきまくってくれて素晴らしいです。
いったい彼は何回玄徳に焼きもちを焼いたのか(* ̄▼ ̄*)

花との会話が一番楽しいキャラでした。大満足!


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