平敦盛


天の玄武。名前からわかるとおり、平氏の武将。

3章で倒れているところを発見し、保護した後八葉と発覚して、彼自身が源氏軍で戦うと言ったため命を救われます。

そういう身の上も手伝って、無口で他人とかかわろうとせず、干渉されることを好みません。
そんな彼が好むのは笛の演奏。

物悲しい笛の音色は彼の心を昔にさまよわせ、穏やかにしてくれるようです。


第一印象から決めてましたv(≧∇≦)v
といいたくなるくらい、初対面の会話からお気に入りとなったキャラです。

こういう可愛いキャラの声、保志さんぴったりだなあ。

あまり構わないでくれと言いつつ、戦闘でもちょっとした会話でも可愛い反応やテレ顔などを見せまくってくれるので、
1の泰明(地の玄武)ほどとっつきにくい印象はありません。


彼は実はすでに死んでおり、平家が持っている神器の力で怨霊として復活したという存在。

そのせいで、望美の持つ怨霊を浄化させる力に興味を抱きます。

のちに彼は、神子に自分を浄化してほしかったと打ち明けました。

怨霊となることで、凶暴性が生まれ、自分を抑えられなくなることが多々あったからです。

実際3章で傷ついた姿で倒れてましたが、それは化け物姿に変身してしまい、その化け物を源氏が倒したからです。
倒したと言っても逃げられたのですが、実はそれが敦盛でした。

その化け物姿の間、敦盛の意思はなかったようでした。


私はこういう幽霊とか亡霊のような、悲恋しかなさそうなキャラは好きではありません。
ハッピーエンド至上主義なのです。
すでに死んだキャラとか、完全にアウトです。

なのに初対面からストライクキャラだなんて、あんまりすぎる・・・(>_<。)


まあ乙女ゲーなので、未来がどうとかを気にしたらダメだと思います。
なんかの奇跡が起こって、敦盛が人間になるってこともあるかもしれないし。(どうやってとかは度外視)

そのように何も考えなければ、ハッピーエンドになれるのです!


敦盛は自分が怨霊であるため、怨霊の苦しみを知っています。
平家が生み出した怨霊を皆浄化させたいというのが彼の願い。
そのために、平家と戦う道を選んだのです。

しかしそれは、自分の一族のもと仲間たちとの戦いを意味しており、
敵の武将と対峙するときとても辛そうでした(>_<。)


特に実の兄の経正との戦いは、本当にかわいそうでした。
仲が良く、経正の琵琶と、敦盛の笛を合奏したりもしていたようです。

実はこの経正も怨霊なのですが、そうは思えないくらい優しい穏やかな性格で、
普通に将臣くんのよき相談役のような感じで登場していた人でした。

それでも経正も、怨霊の支配からは逃れられないようで、だんだん辛くなってきていると言います。
でも、敦盛には神子殿がついていてくれるからきっと大丈夫だと・・・。


経正を倒した後、落ち込む敦盛と望美を、優しくお祭りに送り出す朔。

お祭りの露店で小さな鈴を見つけ、それを静かにならしながら昔のことを思い返す敦盛・・。

望美は、「敦盛さんに幸せになってほしい」と告げます。

「かわりにはならないかもしれないけど・・みんなも敦盛さんを大切に思ってる。
私敦盛さんにはこれから幸せになってほしいんです。
今まで失った分もーーいいえ、それ以上に」

「この鈴買って行きませんか?願いをかなえてくれるそうですから。敦盛さんが幸せになれますようにって」


敦盛は悲しげに微笑みながら「私にそんな資格はない。だがその鈴が私の願いをかなえてくれるなら・・・
あなたが・・幸せになれるなら・・・」

お互いを思いあう優しい二人・・・。


最後の戦いの前には、敦盛には自分から告白して、だから助けたいし、消えたいなんて言わないでほしいと告げます。
敦盛の方も言い掛けますが、それを止めます。

自分は怨霊で、穢れた存在で、そんな資格はないのだと。

言いかけてやめるっていうのもツボだな・・・♪(*´ω`*)


清盛とのバトルの時に、勾玉を壊され、一瞬正気を失って望美に襲い掛かろうとする敦盛ですが、
望美はそれでも彼を浄化しようとはしません。

その強い想いが彼を正気に戻し、清盛とのバトル!

しかししつこく呪詛を残していく男です。
しかも敦盛は、人の身では耐えられないと、自分の身を犠牲にしてしまいます・・。


本当にエンディングだったので、これどーなんの、大丈夫かしらと不安になりながら
さまよう望美の様子を見守っていると・・・。

消滅したはずの敦盛の声が遠くから聞こえてきて・・・。

エンド。

やっぱりこの状況ではなし崩しになりますね。
というか、敦盛の場合、残ってほしいは絶対にないだろうと思うので、なし崩しのがありがたかったです。


敦盛のモノローグは、今まで言いたくて言えなかった気持ちがあふれていてとてもよかったですq(≧∇≦*)(*≧∇≦)p

『ずっとあなたに伝えたい言葉があった。消滅すると思ったとき心から悔いたのはそれを口にしなかったことだ。
許されるはずがないと思っていたから、ずっと封じていた言葉。

ただ一言だけでいい、あなたに伝えたくてーーーだからだろうか、あなたの声を頼りにあなたと巡り合えたのは。
私は怨霊で・・けがれた存在で、それは今でも変わらない。
重ねた罪も変わらない。永遠なんて約束できない不確かな存在のまま。

それでも・・あなたが許してくれるなら、もう少しだけあなたのそばにいてもよいだろうか。
伝えられなかったこの気持ちを言葉にしてもよいだろうか。

あの・・・私はずっと・・・ずっと、あなたに惹かれていて・・・
私はーーーあなたのことが好きなんだ』

最高すぎでした!!

まあ、怨霊が攻略キャラとかはできればやめてほしかったですけども。
無理やりハッピーエンドを考えたものの、そういう設定なせいで、敦盛の幸せそうな姿を全く見れなかったですし。


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