イサト


天の朱雀。僧兵見習い。昔父親が勝真の屋敷で働き、母親が勝真の乳母をしてたため、勝真とは友達。
今は両親ともに寺にいる。
非常に怒りっぽくていつも怒鳴ってるけど、ざっくばらんで素直。
貴族が大嫌い。
1のイノリとちょっと似てる・・・。

天地の八葉はもともと仲悪いけど、イサトと彰紋は決定的です。
彰紋は東宮だから、貴族の親玉一味だし。
前作の鬼嫌いのイノリと鬼に外見が似てる詩紋以上に険悪です。

でもイサトは素直で優しいので、彰紋をただ東宮として見るだけじゃなくて、彰紋として見ることができれば簡単に受け入れられてしまうような気がする。
彰紋はイサトが嫌う貴族たちとは性格も考え方も全然違うから。

そして勝真とは乳兄弟で友達だっただけあって、他の人よりも親しげです。
・・それなのに、戦闘で一緒に戦わせてかばったりしても、セリフが固定なのはなんでだろう(T_T)

1の時は相手ごとに戦闘のかばうメッセージが変化したので、仲良くさせる楽しみがありました。
しかし2では相手誰でもセリフが同じ・・・。(友好低いときと高いときで変化するだけ)
そういうちょっとしたことって戦闘の楽しみにつながるのに・・・。


朱雀との出会いは朱雀門。
門番にとがめられたときに「逃げる」を選択するとイサトが助けてくれます。

しかし貴族嫌いのイサトは星の一族の紫姫&深苑のことも問答無用で気に入らない。
初回プレイがイサトだった私は、どうなるんだこれとハラハラしまくってしまいました・・(;´д` )


後半の章は天地のどちらかが中心に据えられた話になっている・・・ように見せかけて、
どちらも彰紋と和仁(彰紋の兄)がメインの話なので、あまり変わり映えがしないのが残念なところです。

イサトと彰紋の仲の悪さは立場の問題だから、個人として受け入れられても仲良くなったというのは難しい。
さっきまで「秘密を打ち明けられない」「てめぇなんか信じられねえよ!」と言ってたのが
「秘密を打ち明けたいんです、でも・・・」「気にすんなよ。信じて待ってるからよ」となぜなるのか。
今回の天地和解のシナリオはちょっと無理やり感が大きいですね・・。


イサトは普通は明るい活発な男の子なんですが、実はかなり繊細で、そこをつつかれると放心して動けなくなるほどのトラウマを持っています。
それが昔京で起こった大火のこと。

通常恋愛ではそのことを詳しく語ってくれますが、急展開恋愛では語らないので、共通シナリオでイサトが放心してても何のことだかわからなかったりします。

イサトは大火事で親戚や知り合いを大勢亡くして、その時の体験から、貴族嫌いや厭世的な思想を抱くようになってしまいました。
火事の後両親は寺に帰依、イサトも僧兵見習いとして修業をしているようです。

仏を信じれば来世は浄土に行けるという、それにすがるしかない現状の中、花梨の考え方が自分とは全く違うということに不思議な気持ちになるイサト。
三段階目からは声付きですが、可愛い声とうらはらに辛そうでかわいそうな気持ちになる(>_<;)

とはいえ、イサトが悩んでいるのは花梨と離ればなれになることなので、そこは可愛い。

「やっとわかったんだ。お前のそばにいることがオレの幸せなんだって。
もしかしたらこの幸せは束の間のものなのかもしれない。
こうやって抱きしめていてもいつかお前はオレの前から消えちまうのかもしれない。

でも・・だからってお前をあきらめることは絶対できない。
せめて今はお前を離さない。お前を絶対に守る。お前はオレのすべてだから・・・」

強引に引き寄せられてのセリフ。す、すばらしすぎる〜〜〜っq(≧∇≦*)(*≧∇≦)p



一方、急展開恋愛の方では、イサトがとにかく怒りっぽくて我慢が出来ないという性格の方に重点が置かれています。

一段階めも二段階めも、何かがあるとすぐにキレてわけわかんなくなってしまうイサト。
そして怒鳴るばかりで状況を悪化させてしまうイサトを落ち着かせるのが、花梨の役目です。

イサトはこの性格が災いの元なんだとわかってはいても、どうすることもできないため、『茅の環』をあげられたらいいのにと考えていたようです。

自分の怒りから周りの人を守ってくれるように、と御守のようにそれを渡せたらいいとずっと思っていたイサト。
「それさえあれば、あとはどれだけ怒って悪いやつをぶちのめしに行っても平気だと思ってた。
オレにとって世界はいつも腹立たしいことばかりで思い通りにならなくて・・・。
貴族やなんかの偉そうなやつに好き勝手されるんだって思うと我慢できなかったから」


それでも花梨がいると、そういう考えじゃないやり方もできるかもしれないと・・・。
そう考えながらも、自分のことが信じられないイサトは、いつ花梨を傷つけるかと思うとそれが怖いと言います。


だからこれ以上近づきたくないというイサトに、花梨が信じるという気持ちを伝えると・・・・。
「その顔を見せてくれ。もっとずっと今までより近く・・・。
お前しか見えないように。オレに見えるものすべてが優しいものになるように。
オレはお前の事だけを考える。お前のことしか考えられない。心にいつも思う。
人はいつか死ぬし、それは明日かもしれない。でもお前のことは守る。

お前を傷つけるのが本当に今でも怖い。
お前を傷つけるくらいなら自分が壊れたほうがいい。

――お前はそれを悲しむかな。
ああ、悲しませたくないな。悲しい顔はさせたくないな。いつも笑っててほしい。
だから二度と自分を見うしなうことがないようお前の顔を心に刻ませてくれ」

花梨と見つめあうスチル。

素敵すぎるセリフにくらくらです*・。ヽ(´▽`゜)/。.:*・


どっちも甲乙つけがたい告白ですけど、全体的なイベントとしては、急展開恋愛の方が好きですVv
イサトのことがよくわかるのは通常恋愛なのですが、火事の話をするイサトはいつも放心したような顔をしていてとてもかわいそうなので・・・あまり見たくないなと思っちゃうから。


イサトのエンディングは、京でも現代でもどっちも好きです♪
イサト自身が変われるなら、京でもそんなにつらくないんじゃないかなと思えるから京にいてもいいし、
全く違う人生を歩む明るい雰囲気の現代もなかなか似合っています(*´ω`*)

どっちのエンディングでも「好き」と言っているんですけど・・・
現代『こうして一緒にいる間にもお前の笑顔はさらさらとオレの中にしみこんでくる。
そんな時オレはいつも改めて実感する。その・・なんだ。えー・・。
オレがお前を好きだってことさ』

京『夜が明けたら真っ先にお前に会いに行こう。
目覚めたばかりのお前にあいさつ代わりに言いにいこう。 ――お前が好きだよ』

京のが大人っぽい!


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