翡翠


伊予の国の海賊。地の白虎。
今回京にきていたのは、和仁(彰紋の兄)に呼ばれたから。

面識があるのは、昔伊予に国司としてやってきていた幸鷹です。
しかし幸鷹は検非違使別当なので、海賊である翡翠とは相いれません。

まあそれだけじゃなく、翡翠は適当で何にも縛られない自由人なので、真面目で堅物な幸鷹とは性格的にも合わないような気がしますが。
やはり1の友雅と、風貌も性格もしゃべり方までよく似ています。
なぜか海賊なのに、妙に品がいい翡翠。

最初の時に、翡翠の人質になることで翡翠と行動を共にすることになります(;´∇`)
次に幸鷹と会った時、「まだその女性を人質にしているのですか!」と言われて思わず笑いました。


翡翠が和仁になぜ呼ばれたのかというと、自分に味方しろと命令されたみたいです。
面白くなさそうだからとあっさり断った後花梨と出会い、八葉とかそういうことは考えず、
花梨に興味を抱いて協力してくれるという流れとなります。

そういう「協力」から始まるので、強制がない分、他の人とは全く違う考え方なのが面白いです。
もっとも、考え方が違うからといって、自分の考えを押し通そうということもまったくしませんけど。


通常恋愛でも急展開でも、差を感じません。
特に悩んでいることもないため、淡々と会話を続けていくうちに告白されるような感じでした。
かわいそうと心を痛めることもなかったのはよかったですが。


通常恋愛では、海賊についていろいろ話してくれます。
海賊が楽しいといい、海が好きだといい、独りは寂しくないと言います。
しかし花梨と一緒にいるようになってから、何かが少しずつ変化しているのだと。


三段階目で、花梨を身を挺してかばう翡翠。
そんな自分に驚いている自分自身・・・。

四段階目で、自分の気持ちの変化を話してくれます。

君のために何かできないか。何かしたい。それが同時に存在している。
まるでそれがなくては生きていけないと思ってしまうような心地よさ。
その思いを執着だと思い、それが自分を失うことにつながると恐れた。
人は皆独りだと、今でも思っているのにーーー」

「なにを私は恐れているんだ。
君のその迷いのない瞳だろうか、迷いのある瞳だろうか。
ぬくもりを得ていないのに、失うことを恐れているのか。
失うかもしれない。その恐怖を執着しないことでなかったことにしてきた。
恐れは人間の本能だ。だからこそ恐れないことをーー希望したい。
ひとりでいることも、誰かといることも、失うこととは違うのだと・・・
君が教えてくれる」


急展開のほうでは、最初は「君も院の手先かもしれないね」と言っている翡翠。
和仁は院側なので、一応翡翠は帝側ってことになってはいますが、実際は院も帝もどうでもいいそうです。
こんな人がなぜ八葉なのか、選定基準が不思議です・・。

二段階めでは、翡翠は「橘家」がどうなったかを訪ねたりしているようなので、橘の子孫なのかもしれません。
しかしまったくそれについては語らず、「橘がどうなろうが、京が滅びようが、世界が滅びようがかまわない」などと言っています。
花梨がいちいちそれに反応するのが面白いから、からかっているということなのでしょう。

そしてからかっているうちに、花梨のまっすぐさに引っ張られるように、自分でも知らない本音が引っ張り出されてくる。


三段階目では、自分の気持ちの変化を告白してくれます。

「私はね、ずっとこう思ってきた。自分がいてもいなくても、世界が変わるわけではないと。
それを悲しいと感じたことはないしこれからも悲しいと思わないだろう。
だがおかしなものだ。私は変わったのだ、と思う。
君を好きだと思ったのは本当だ。私は君を思うことで何かを得るような気持ちになれる。
それが錯覚であれ、満ち足りたものを得たような優しい気持ちになれるんだ」

「世界の滅びを見るのは楽しいかもしれない、と私は言っただろう?
だがこうも思う。君のような花をいつまでも散らしたくない、と。
君とこうして過ごしている時間は夢のようだ。
たとえ別れが迫っていても・・・あまりに心地よくていつまでもこうしていたいと思う。
君のために自分のすべてをなげうつ勇気を、私は欲しているのだ・・・」


ストレートに告白しているのは急展開のほうかな。
ただ、身を挺して守ってくれる翡翠というのは結構珍しいのでいい感じでした(*´▽`*)

しかし通常恋愛の方では、二段階めに彰紋、三段階目にイサトがでてくるため(両方私のトップ)「翡翠よりも君の方が」な気持ちに駆られてしまったため、やっぱり急展開の方がいいかもしれません。


翡翠の場合は、異世界に残った場合は海賊妻かと思うと、現代のがいいような気がします。
もし異世界に残ったら、幸鷹はものすごく嘆きそうですし(;´∇`)
翡翠はこの世界に固執してないので、花梨の世界でも楽しんで生きていきそうです。



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