ズッコケ宇宙大旅行(シリーズ第十二巻)

 那須正幹作 前川かずお(亡くなられるまで) 高橋信也(それ以降、作画として)画  ポプラ社文庫


あらすじ
バードウォッチングにハマったハカセが、モーちゃん、ハチベエと一緒に出かけた山で、正体不明の音を録音してしまいました。

あまりにも謎な音は、もしかしたらUFOかもしれないと、ハカセは二人に調査の同行をもとめますが、信じてもらえなかったため一人で出かけます。


そしてそこで、本物のUFOを見たばかりか、宇宙人と接触してしまうのでした・・・。


一方、本当は興味があったハチベエと、無理やり連れ出されたモーちゃんもまた、山に来て、結局三人とも宇宙人と会話をします。


宇宙人の女の子は、頼みがあって来たと言い、その頼みとは、母船を襲った謎の生物を一緒に退治してほしいというものでした。
断れずに、とりあえず母船まで連れて行ってもらった三人は、そこで巨大な黒い塊に遭遇します。


戦えずに逃げてしまった三人ですが、のちにその怪物の正体が判明し、再び退治に乗り出すことになります。



感想
一番初めに簡単なUFO講座みたいなものがあって、UFOについてよく知らない人(私もそうです)も、UFOとはどんなものなのかがわかるようになっています。

私も実際見たことはないですが、その関連の本を読むのは好きで、怪談話を読むようなワクワクドキドキ感が味わえる気がします。

そんなわけで、非常に楽しみな題材でした。


いつも思うことですが、物語の入りがいいですね。
全く関係ないバードウォッチングから、UFOにいくのがすごく自然です。
バードウォッチングの知識まで得られて、楽しいです。


また、本当にどんなときでも、三人でいれば大丈夫、という安心感があふれていて、読んでいてすごくほっとしました。


宇宙船の中の描写も、すごく面白かったです。

細かなところまでよく書かれているので、UFOなのにリアリティーがあるのがすごいです。

本物の宇宙人も、地球のことをよく思ってくれたらな、とこの話を読んで思いました。



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