奇跡の言葉

 鏡リュウジ作 安井進(写真) 水崎真奈美画  Gakken


あらすじ
古今東西の、様々な人たちの「名言」を集め、それに作者が言葉を添えた言葉集。

ページごとに、天使の写真(銅像などの)が載っており、写真集としても楽しめます。


どこかで聞いたことがある、魔法の言葉に出会えるかもしれません・・・。


感想
なんとなく、タイトルと表紙に惹かれて購入した本です。

でも、辛いときや苦しいときより、楽しい気分や穏やかな気分のときに読むのが私としては、好きです。

辛いときは言葉に反発してしまいます。

それに短い言葉で気持ちを落ち着かせることは、難しいです。


だけど、夜のなんとなく空いた時間、例えば眠る前とか、
穏やかな気持ちになっているときに読むと、とてもいいです。

すごくほっとした気持ちになれるし、

天使の写真がまた、なんとも言えない安心感をあたえてくれます・・・。


世界中には、たくさんの「名言」があるのですね。

名言を残す人は、それだけ自分に自信がある人ということになります。

だからこそ、私たちの心に強く響くのだと思います。


私が、素敵だな、と思った「名言」を二つ書いてみます。


「ひとつのドアがしまったときには、また別のドアがひらくもの」(セルバンテス)


「人生とはおもしろいものです。何か一つを手放したら、
それよりずっといいものがやってくるものです」(サマセット・モーム)


本当にそうなら、素敵ですね。



読むたびに、この二つの言葉は私の心をほっとさせてくれる、

私にとっての「奇跡の言葉」です。



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